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TASK歯科・矯正歯科の院長紹介
兵庫県赤穂市出身で、このたび河内長野にて当院、TASK歯科・矯正歯科を開業させていただきました。『地域に根ざした医院』を心がけ、患者様に寄り添った治療を提供するため、これまで複数の歯科医院で勤務医を務め研鑽を積んできました。
特に小児矯正と入れ歯治療は、私自身も得意としており、医院一丸となって力を入れています。地域の患者様の『最初の歯科治療』として“小児矯正”を、そして『最後までお口を守るため』の“入れ歯治療”を。
お越しいただいた患者様の歯を、責任を持って最後まで診させていただくことを『医療の本質』だと捉え、患者様一人ひとりに寄り添った医院の在り方を志します。
略歴
- 兵庫県赤穂市出身
2011-2012 愛知学院大学歯学部 卒業
2012-2016 守山中央歯科 勤務(名古屋)
2016-2017 りゅうぼく歯科 勤務(大阪)
2017-2022 飯田歯科 勤務(堺)
2019- 本多歯科 勤務(東大阪)
生い立ち
兵庫県赤穂市出身。祖父の代から歯科医の家庭で、私も歯科医になるのだろうと漠然と感じながら育ちました。
幼少期から、一度興味を持ったものにはとことん熱中する性格で、それは今も変わりません。中高は寮制の学校に通い、テニスに出会った私は6年間テニスに熱中し、打ち込んでいました。誰よりも早く練習を始め、誰よりも量をこなす。この『何かに熱中して努力を惜しまない』という経験は、私の歯科医としての在り方のルーツにもなっています。
寮生活は自由も少なく大変でしたが、今考えると素晴らしい経験でした。そのような環境を与えてくれた両親には、今でも感謝の思いが尽きません。
大学時代
祖父の代からの歯科家系だった私は、ごく自然に大学では歯学部へと進学しました。
大学時代には音楽に興味が移り、大学の講義の後はライブハウスに足を運ぶ日々。
熱心にライブハウスに通ううちに、自分でイベントを開きたいという思いが芽生え、音楽好きの仲間たちとイベントを主催するまでになりました。
幸いなことに根が真面目な性格なので、大学の講義にもしっかりと参加し、無事に歯科医師免許を取得し卒業に至りました。
歯学に熱中した勤務医時代
大学卒業後に初めて勤務したのは、年中無休で8時から21時まで診療を行う歯科医院でした。
最初は漫然と始まった歯科医生活でしたが、実際に患者様とお会いして治療を行い、『ありがとう』と言っていただくたびに、テニスや音楽に熱中した時のような胸が熱くなる感覚がありました。そうなると早いもので、気付いた時にはより良い治療を行うための勉強と練習に熱中する日々が始まりました。
「とにかく上手くなりたい。」その思いだけで
診療時間が終わった21時以降にも居残りをして、模型を使った練習をし、休日には勉強会に出席する。そんな日々を繰り返してきました。
当時の同僚の先生方の中では、『24時過ぎに忘れ物を取りに医院に戻ったら、中田先生が一人で練習をしている姿を見て腰を抜かした』という話がいまだに語り継がれているそうです。
恩師との出会い
私の恩師であり、臨床歴50年を超える本多先生との出会いが、歯科医人生をさらに大きく変えるきっかけになりました。本多先生は患者様とのお付き合いが長く、数十年単位で責任を持って、自分の行った治療の結果を見続けておられます。
そんな姿に感銘を受け、私もそのような医療を志しました。
また本多先生の主催するスタディグループで出会う歯科医の先生方は、皆様素晴らしい技術を持っており、そんな先生方に憧れてさらに深く歯学にのめり込むことになります。
そうして勉強・練習・実践を繰り返すうちに、周りからは勉強会マニアと呼ばれるようになり、妻からは『勉強会よりも子供と公園に行って』と怒られる始末です。そして開業に至る2年前に、本多先生がふと『上手くなったなぁ』と言って下さったことがとても嬉しく、開業を決意するに至りました。
歯科医として大切にしていること
私の診療は、その場しのぎの治療は行わず、先々のリスクまで考えた治療を行うようなスタイルです。そのため通常の治療よりも時間がかかりますし、患者様に通っていただく回数が多くなることもあります。それでも一人ひとりの患者様に向き合って、時間をかけてでも長く保つ治療をすることで、たくさんの患者様に喜んでいただけたという自負があります。
また患者様自身にも知識を持ってもらいたいので、虫歯のこと、歯周病のこと、歯ブラシの重要性など、他の歯科医よりも多くの時間をとって説明しています。そうして久しぶりにあった患者様の歯の健康が保たれていて、患者様の意識が変わったことを感じると、歯科医冥利に尽きる想いです。
先生ほんまに職人さんみたいやな。ありがとう。
長年インプラントを使われていた、高齢の患者様と出会ったことがあります。他院で治療したインプラントの状態が悪く、再度インプラント治療をしたいとのご希望でした。検査したところ、患者様の状態では、もう一度インプラントの手術を行うのはリスクが非常に高く、入れ歯での治療をご提案するに至りました。
入れ歯は嫌だという患者様でしたが、説得の末に入れ歯治療を了承いただき、治療が始まりました。患者様の本来の希望と異なる治療を行う以上、必ず喜んでいただきたくて、時間を惜しまず入れ歯の設計を行った結果、インプラントにも見劣りしないよく噛める入れ歯を作ることができました。患者様からも『あのとき先生が言う通りに、入れ歯にして良かったわ。先生ほんまに職人さんみたいやな。ありがとう。』と嬉しい言葉をいただきました。このような経験の一つ一つが、私の歯科医としての在り方に繋がっています。
先生の時間かけた丁寧な治療を続けていってね
最後に勤務した医院を退職する際に、お世話になった患者様方に退職・開業についてお伝えすると、何十人もの患者様が『先生の医院にまた行くからね』『先生の時間かけた丁寧な治療を続けていってね』『先生はこういうやり方を変えない方がいいよ』と言ってくださいました。
歯科医はとにかく学ぶことが多い大変な仕事です。それでも歯科医を続けているのは、患者様からいただく言葉にやりがいを感じるからです。
小児矯正・入れ歯治療への情熱
『一番最初の治療』である小児矯正
これまで沢山の患者様を診させていただきましたが、状態の悪い患者様を診るたびに、『もっと早くからこの人に関われていたら、こんな状態にはならなかったのに』と悔しい思いをすることが何度もありました。それがきっかけで『一番最初の治療』である小児矯正の重要性を再確認することになりました。
一番最初の小児矯正の段階から関わらせていただき、患者様ごとに異なる将来起こりうるリスクに備えた治療をしておくことで、お口のトラブルを未然に防ぐ、トラブルが起きても小さな治療で解決できる状態を作っておく、これこそが“医療の本質”だと考えています。
『最後の治療』となる入れ歯治療
また、多くの患者様にとって『最後の治療』となる入れ歯にも力を入れています。私の作る入れ歯は、残った歯を金属で包み込むような構造で、しっかりとはまってグラつくこともありません。一つ一つ時間を惜しまずに設計し、何度も調整することで、他にはない入れ歯を作ることができます。
せっかく健康な歯を維持してきた方に、最後まで食事を楽しんでもらいたい。今すでに持っている入れ歯が合わなくて困っている方に、私の作る精密な入れ歯の使い心地の良さを感じてもらいたいのです。
そんな想いで『小児矯正』『入れ歯治療』を、当院の2つの柱として掲げています。
地域の皆様への想い
さまざまな土地で勤務医をしてきましたが、特に堺市での勤務医経験が長く、現在も堺市に住んでいます。堺市では老若男女問わず、多くの患者様を診させていただきました。一人の患者様を長く診ることができる、というのは住宅街に立地し地域に根ざした医院の特徴です。
患者様を長く担当させていただくにつれ、患者様が治療に至った背景や生活習慣など、さまざまな事柄が見えてくるので、より患者様に寄り添った治療を行えるようになります。
患者様に寄り添った治療を続けたい
開業してからも患者様に寄り添った治療を続けるために、一番良い場所はどこかと考えた結果が、河内長野市でした。私の住む堺市からも近く、休日には家族とサイクルスポーツセンターを訪れたりと、自然の多い河内長野という土地にはもともと親しみを感じていました。これからお世話になる地域の方々に、素晴らしい治療をご提供できるように、これからも歯科医として、医療人として、より良い歯科治療の探求を続けて参ります。
講演会・セミナー
2014年
- 若い歯科医師のためのオーラルフィジシャン育成セミナー(熊谷崇先生)
2015年
- JIADSペリオコース
- 大阪SJCDベーシックコース
- 石井歯内療法研修会
2016年
- インビザライン導入セミナー
- Straumann ベーシックインプラントロジー
- 明石矯正研修会レギュラーコース
2017年
- 第7期 大森塾
- 明石矯正Ⅱ級アドバンスコース
2018年
- TIG(高石インプラント研究会)
(中島康先生) - 石井歯内療法研修会 外科2日間ハンズオン
- 日本臨床歯科補綴研修会 基本8ヶ月コース
(小出馨先生) - 床矯正研究会ベーシックセミナー
- ADPR インプラント治療のチームアプローチコース (大森有樹先生)
2019年
- ADPR インプラント周囲の軟組織マネージメントコース(大森有樹先生)
- 審美的なコンポジットレジン修復を行うためのコンセプトとテクニック(岩田淳先生)
2020年
- 補綴修復治療に求められる支台歯形成(岩田淳先生)
2021年
- 咬合補綴治療計画セミナー(本多正明先生)
所属スタディグループ
- COKI
- GPO
- SOS
- 岩田塾