Blog 【症例解説】右下6番の根破折|インプラントが歯を守る治療になった理由
右下の奥歯が腫れて痛い…原因は“根の破折”でした
38歳の女性患者さまから「右下が腫れて痛い」とご相談をいただきました。
精密検査を行ったところ、神経のない銀歯(右下6番)の根っこが破折している状態でした。
根が割れてしまった歯は、残念ながら保存が難しく、長期的な予後を考えると抜歯が最適な治療となります。
抜歯後の選択肢は3つ|入れ歯・ブリッジ・インプラント
歯を失ったあとの治療法には以下の3つがあります。
•入れ歯(部分義歯)
•ブリッジ(前後の歯を削って橋渡しする方法)
•インプラント(骨に人工歯根を埋め込む方法)
今回の患者さまは38歳。
年齢的にも、機能面でも部分入れ歯は現実的ではなく、ブリッジかインプラントの2択になります。
前後の健康な歯を削るのは“もったいない”という事実
右下6番の前後の歯(5番・7番)はどちらも健康で、神経も生きている天然歯でした。
ブリッジ治療では、これらのきれいな歯を大きく削らなければならず、さらに土台として長期間強い負担がかかります。
実際に、複数の研究で
インプラントを選んだ方が、前後の歯の寿命が長くなる
というエビデンスも報告されています。
歯を長く残すという観点から、天然歯を削らないインプラントは理にかなった選択肢です。

遠心根が折れ、近心根のみ残せる状態…それでもブリッジは不適切
今回、折れていたのは6番の遠心根であり、近心根は残せる可能性がありました。
しかし、
•近心根だけでは土台として弱い
•後ろの健康な7番を削る必要がある
•支台歯の負担が過剰で破折リスクが高い
などの理由から、この状態でブリッジを作るのはナンセンスと言えます。
患者さまの年齢、周囲の歯の状態、治療の持続性を考えると、
今回のケースではインプラントが最も予後が良い選択肢です。

インプラント治療は約40万円|長く使える“資産”になる治療
インプラント治療には費用がかかりますが、
適切に管理すれば10年・20年以上使える治療であり、
周囲の健康な歯を守るという意味でも「投資」になる治療です。
今回の患者さまも、
「他の歯に負担をかけたくない」という理由からインプラント治療を選ばれました。
当院の特徴|“抜歯当日にインプラント”が可能です(抜歯即時埋入)
TASK歯科・矯正歯科では、
抜歯即時埋入インプラントを積極的に採用しています。
🦷 抜歯即時埋入のメリット
•治療期間の大幅な短縮
•骨の退縮を防ぎ、審美性を保てる
•清掃性の高い補綴物(被せ物)を製作できる
•手術回数が少なく、患者さまの負担が軽い
インプラントは「時間がかかる」というイメージがありますが、
当院では治療期間を短くし、負担を最小限にする工夫をしています。



私は“歯を残す治療”を最優先に考えています
普段の診療では、できる限り歯を残すことを目標にしています。
しかし、
•根が割れている
•保存しても長期的に持たない
•周囲の歯に負担がかかる
こうした場合には、無理に残すより抜歯してインプラントにした方が結果的に“他の歯を守れる”ことがあります。
今回のケースはまさにその一例でした。

まとめ|歯を失ったとき、最適な選択が“他の歯の寿命”を決めます
右下6番の根破折というケースでは、
天然歯を守るためにもインプラントが最善の治療でした。
•健康な歯を削らない
•周囲の歯の寿命を延ばせる
•長期的に安定しやすい
•治療期間を短くできる(抜歯即時埋入)
河内長野市でインプラントを検討中の方や、
「どの治療法が一番良いかわからない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
監修者情報

歯科医師(院長) 中田 佑
2011年 愛知学院大学歯学部卒業
2023年 TASK歯科・矯正歯科開業
人生100年時代において、生涯に渡りしっかりと自分の歯で噛んで食事をしていただけるように、適切なアドバイスやサポートをさせていただいています。研鑽を積み、培ってきた知識と治療技術を活かし皆様に貢献していきたいと思っております。
